Ubuntu Studio 日本語環境 完全構築手順（2025年版）

Byaurida_admin

✅ 対象環境

  • Ubuntu Studio 22.04.5 LTS（または互換）
  • macbook pro 2011 (japanese key)
  • デスクトップ環境：KDE Plasma
  • 目的：日本語入力（Mac風かな/英数切替）を含む、快適な日本語環境の構築

1️⃣ 基本パッケージの確認・インストール

sudo apt update && sudo apt install -y language-pack-ja fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-config-qt

2️⃣ Fcitx5 の有効化（Mac風切替スタイル）

~/.xprofile を編集：

nano ~/.xprofile

以下を追記：

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx

3️⃣ 入力メソッドの設定（GUI または コマンド）

GUIの場合：

  • [設定] → [言語サポート] → 入力メソッドを fcitx に変更

CLIで強制：

gsettings set org.freedesktop.ibus.general preload-engines "['mozc']"

4️⃣ Fcitx5 設定ツール起動（Mac風かな/英数切替）

fcitx5-configtool &

キー設定例：

  • 入力切替キー：
    • かな → 日本語モード
    • 英数 → 英語モード

5️⃣ 再起動＆確認

reboot

再起動後に右上（KDEパネル）に キーボードアイコン（fcitx）が表示されていればOK。

🔄 トラブル時の確認ポイント

  • fcitx5 -d でデーモンが起動しているか確認
  • ~/.xprofile の記述ミスがないか
  • Plasma 設定の自動起動に fcitx5 を追加

✅ 補足：Mac風配列のキーマップ選択

設定 → 入力デバイス → キーボード → レイアウト：Japanese (OADG 109A) を推奨

🧩 応用（オプション）

  • Mozcの学習無効化 → 設定から「学習を無効化」ON
  • 辞書追加（英和/和英）→ Mozc ユーザー辞書機能使用

この構成により、日本語の快適な入力・編集・制作環境が整います。 問題が出た場合は fcitx5 -r や ~/.xprofile の確認が最も有効です。

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